Biography

設楽陸
Riku shitara

画家。架空の歴史ノート著者。シェアスタジオ「タネリスタジオビルヂング」運営代表

少年時代に新鮮な感覚をもって受け止めたゲームの視覚効果や物語世界への心理的傾倒を持ち続け、絵画やドローイング、ノート、陶の多チャンネルで作品を制作、発表。その世界観は原色を多用した明るい色彩で彩られた空想ゲームのステージの様であり、現実世界と交差する作家の脳内ビジョンを視覚化、個の深層心理から拡張された知性を模索する。
 
幼少期、喘息とアトピーで体が弱く体育の時間、図書館で独り、歴史の本を読み妄想にふけったり、ゲーム機を持っていないのに攻略本を買い、極彩色で彩られたゲーム世界を学校のノートや紙切れに模写、その日に日に拡大してゆく妄想世界で不自由な身体を解放し自由に闊歩する自分がいました。ステージをクリアするプレイヤー、無限の住人のように。それから絵や架空の歴史ノートや漫画、たくさん描いては友達に見せたり同じことをやっている友達と交換したり、みんなで秘密基地の設計図をノートに描いて実際に作ったり、とてもクリエイティブな日々を過ごした記憶があります。

それが僕の創造のルーツ、そんな大切な物語も美大に入り再び絵を描くまでは記憶から分断され忘れ去られていました。絵を描く前、インスタレーションに立体、映像、アニメいろいろな媒体に手を出し表現スタイルを模索していましたが、どれもしっくり来ず、制作に行き詰まった時、初めて描いた大量のドローイングの中から過去の記憶を掘り起こした断片のイメージが溢れるように出てきました。その時、描くことでの創造のルーツに繋がれるなら絵を核に活動していこうと決めました。

自分の脳内ビジョンを最大値化した世界の表出、虚構を虚構として分離せず、虚構が現実の延長になる作品、創作行為。それは自分にとって絵であり、架空の歴史ノートであり、セラミックであり、コミュニティなのです。


作家略歴

1985年  愛知県に生まれ
2008年 名古屋造形芸術大学 美術学科 総合造形コース卒業

個展

2009年 向こうにいけない(Space+/ 江南)
                parallel  reality(CAS /大阪)
2011年    シミュレーテッドレアリズム(ギャラリーM / 日進)

主なグループ展

2007年  TRANSIT 2007 (GALLERY  RAKU/京都)
2008年     TRANSIT 2008 (カーネギーメロン大学ミラーギャ ラリー/ピッツバーグ)
                 Asia Students and Young  Artists Art  Festival(ソウル旧駅舎/ソウル)
                 Dual Life (愛知県美術館ギャラリー/名古屋)
2010年 あいちアートの森  (東陽倉庫テナントビル/名古屋)
                感じる世界、紡ぎだす物語 (ギャラリーM/愛知県)
2011年 アートエール(東海東京証券ミッドランド・プレミアサロン/名古屋)
    SHOWCASESHOW(showcase/MEGUMI OGITA GALLERY/東京)